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【2025年】7月の天文現象

投稿日
2025.06.30
カテゴリー
星空情報


明け方の空で月と土星、金星が共演


7月は日の出前の東から南の空にかけて「明けの明星」として輝く金星と、土星が見えています。土星の明るさは1等ほどですが、明るい星の少ない秋の星座の領域にあり、見つけやすいでしょう。

16日、17日には、半月よりも少しふくらんだ下弦前の月が土星と並んで見えます。月は、16日は土星の右側に、17日は土星の左側に見えます。月に負けずに光を放つ土星をご覧になってみてください。

22日には、細くなった月とマイナス4等の金星が接近し、大変目を引く光景となるでしょう。



月を観察してみよう


7月25日は月が太陽のある方向に位置する「新月」です。この日は太陽のある方向に月があるため、観察はできません。26日は新月から1日経った月のため、まだ太陽に近く、みかけの形がとても細くて、空が明るいため観察するのは難しいでしょう。

27日は新月から2日経った月で「三日月」と呼ばれています。細い月ですが、この日からは観察がしやすいでしょう。三日月は、朝方、東から昇り、昼頃、南の空を通り、夕方、西へと沈みます。細い月は青空の中では見つけにくいかもしれませんが、日の入り後の西の空で、細く輝く月が見られるでしょう。

8月1日が半月(上弦)です。この半月は、昼頃、東から昇り、夕方、南の空を通り、夜、西へと沈みます。青空の中でも観察しやすいでしょう。

8月9日が満月です。満月は、夕方、東から昇り、夜中、南の空を通り、朝方、西へと沈みます。

このように月の出入りは、太陽の出入りと違い複雑です。そのため、毎日同じ時刻と場所を決めて観察すると、月が日によって位置やみかけの形が変わっていることがよくわかります。月が地球に一番近い天体で、地球の周りを公転していることを実感できるでしょう。



(※国立天文台の記事を一部転載しております)


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