今年の夏至は6月21日。

夏至とは、1年の中で夜が一番短くなる日です。日の入り後、空が暗くなった頃には春の星座が西に少し傾いて、東の空には夏の星座が姿を見せるようになってきます。

明け方には、東の低空に火星が、南東の空に土星が見えています。

今月は目立った天文現象はありませんが、惑星と月が近づく様子を楽しみましょう。

月が火星に接近

6月の日の出前の東から南東の空にかけて火星と土星が見えています。

3日には、6日に新月となる細い月が火星に約1.9度の離角（月の視直径の4倍程度）まで近づきます。

明るい星のほとんどない秋の星座の領域にあるため、赤い火星と月、少し離れたところにある土星は明け方の空で見つけやすいでしょう。

真夜中の空で月と土星が大接近！

6月27日から28日にかけて、真夜中の南東の空で月が土星に接近します。

28日の1時頃には、約1.2度の離角（月の視直径の2.5倍程度）と近く見えます。29日に下弦となるほぼ半月状の月に土星（0.9等）が寄り添う様子は目をひく眺めとなるでしょう。

月に負けずに光を放つ土星をご覧になってみてください。

(※国立天文台の記事を一部転載しております)