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星空新着情報 Starry News

【2022年】12月の天文現象

投稿日
2022.11.30
カテゴリー
星空情報

クレジット:国立天文台

12月は、22日に冬至となり、一年で夜が最も長い月と言えます。
星空も長い時間見られます。 1日に火星が地球に最接近します。
また8日には衝となり、一晩中観測可能な時期を迎えます。深夜を中心に高い空で赤っぽく輝く火星に注目です。
ふたご座流星群は、14日夜が極大です。月明かりの影響の少ない夜半前が観察におすすめです。
宵の空には、土星と木星が輝いています。26日から29日には、月が土星と木星に近づき、年末の空も華やかです。

火星が地球に最接近

最接近の頃の火星は、夕方空が暗くなり始めた頃に東北東の低い空に見え始めます。
時間とともに空の高い位置に昇っていき、真夜中の頃に南の高い空で南中します。
その後は時間とともに西の空に移って高度を下げ、西北西の低い空で夜明けを迎えます。こうして、ほぼ一晩中観察することができます。

今回の最接近では、いわゆる大接近と呼ばれるような時と比べると、望遠鏡を使って見たときの火星の大きさや、その明るさでは、少々控えめなものとなっています。
しかしながら、南中高度では約80度にまで達し、天頂近くの高い空に輝く火星を見ることができます。
これは太陽の通り道である黄道が最も北に寄っている付近で、火星が最接近することによります。
観察する場所の近くに高い建物や高い木があっても、ほとんどの場合で邪魔されずに見ることができるでしょう。

月と木星の接近

夕方、空が暗くなりはじめる頃、南東の空を見上げると木星が見えてくることでしょう。
空の暗さが増すにつれて、その輝きも増して感じられるようになります。
12月2日には、その木星に月が近づいて見られます。
上弦を2日過ぎた半月よりもやや膨らんだ形の月に、明るい木星が寄り添っているようで、とても目立つ光景となることでしょう。


火星が見頃、月が火星に接近

12月1日に地球に最接近した火星が、12月8日に「衝」となります。
「衝」とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。
この頃の火星は、太陽が沈むころに東北東の空から昇って、日の出のころに西北西の空に沈むので、一晩中観察することができる時期となります。
なお火星は、この衝の頃にマイナス2.0等と最も明るく輝いて見られます。

火星などの惑星は、太陽の周りを公転しているため、星座の中での位置を変えていきます。
星座の中を惑星が西から東へと移動していくことを「順行」、東から西(同、左から右)へと移動していくことを「逆行」と言います。
逆行は、太陽系の中で火星の内側を公転する地球が、火星を追い抜くように移動する際に、その移動する地球から見える現象です。

順行から逆行、または逆行から順行へと移動方向が変わるときには、惑星の移動が止まったように見えます。
この現象のことを「留」といいます。2022年10月まで順行を続けていた火星は、10月30日の留を境に逆行へと転じます。
その後、12月1日の地球最接近、12月8日の衝を経て、2023年1月13日の留まで火星の逆行は続きます。その後、再び順行へと転じます。

このように火星が順行から逆行、そして再び順行となって見えるのは、地球と火星が太陽の周りを公転している証拠でもあります。
太陽系の惑星の動きへと思いをはせながら、星座の中の火星の移動を観察してみてはいかがでしょうか。


(※国立天文台の記事を一部転載しております)

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