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星空新着情報 Starry News

【2024年】10月の天文現象

投稿日
2024.09.30
カテゴリー
星空情報



月と金星のランデブーに注目!


宵の明星・金星が、日の入り後の空で存在感を放つようになってきました。

10月上旬には金星は、日の入り後の西南西の低空で明るく輝いています。日の入り30分後の金星の高度は10度程度とまだまだ低いのですが、マイナス4等級の明るさで輝く金星は、高度が低くても目に付きやすいでしょう。6日には、金星の左側に細い月が見えます。

金星は2025年1月10日に東方最大離角となるため、これから徐々に高度を上げ、宵の明星としての存在感を増していきます。日の入り後の西の空に見える金星には、おおむね1カ月に1回の頻度で細い月が近づきます。これから5カ月ほど、宵の空で月と金星のランデブーが楽しめそうです。


宵の南東の空に注目!


9月8日に衝を迎えた土星が、宵の空で見やすくなってきました。10月14日には、月が土星の近くに見えます。

上弦と満月の中間あたりの月はかなり明るく、周囲の星々を見えづらくしていますが、0等台の土星は月明かりがあってもすぐに見つけることができるでしょう。


月、惑星、冬の1等星たちの共演を見よう


10月下旬になると、日の入りから3時間ほど経った頃に木星が東の空から昇ってきます。10月20日から21日には、木星の近くに月が見えます。月も木星もたいへん明るいため、東の低空にあっても目に付きますが、真夜中になる頃には冬の星座の1等星を結んで描く『冬のダイヤモンド』が木星を取り囲むように昇ってくるため、たいへん豪華な眺めとなります。明るい星々は、月明かりがあってもよく目立ち、美しい光景になるでしょう。

21日に木星の近くに見えていた月は日に日に東へ移動し、23日には火星の近くに見えます。夜更かしまたは早起きが可能であれば、ぜひ、深夜または翌日の夜明け前に観察してみてください。


(※国立天文台の記事を一部転載しております)


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