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【2024年】1月の天文現象
- 投稿日
- 2023.12.31
- カテゴリー
- 星空情報
クレジット:国立天文台
冬の星座たちが宵の空でよく目立つ季節になりました。冬の星座には明るい星が多く、夜空がとてもきらびやかです。 三大流星群の一つであるしぶんぎ座流星群の極大は、1月4日の夕方です。日本では4日未明と5日未明が観察のチャンスとなりますが、下弦を過ぎた月の影響があります。
日の入り後の空には土星、木星が見え、中旬にはこの2惑星に月が近づく様子を観察することができます。日の出前の空には金星、水星が見えます。水星は、12日に西方最大離角となります。
しぶんぎ座流星群が極大
今年のしぶんぎ座流星群の極大(注3)は、1月4日18時頃と予想されています。
この時間帯は、日本では放射点(注4)が昇っていないか、昇っていても大変低い位置なので、観察に向いていません。放射点が高くなる4日未明と5日未明が見ごろとなりそうです。
観察に適した時間は、4日と5日のそれぞれ1時から5時頃です(東京の場合)。4日は放射点が高くなるにつれて流星が増えて、5時頃が最も多く見えるでしょう。
5時頃に実際に見える流星の数は、空の暗い場所で1時間あたり約10個(注5)です。
5日は、極大を過ぎて流星数が減る効果と、放射点が高くなって流星数が増える効果がつり合い、2時から5時まで前日とほぼ同じくらいの流星数となりそうです。
水星の観測
日の出前の南東の空で高度を上げ、12日に西方最大離角となります。東京では1月3日から17日まで日の出30分前の高度が10度を超え、見つけやすくなります。1月3日から17日までの明るさは0.2等からマイナス0.2等。下旬には徐々に高度を下げ、観察しづらくなります。
(※国立天文台の記事を一部転載しております)