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星空新着情報 Starry News

【2024年】5月の天文現象

投稿日
2024.04.30
カテゴリー
星空情報


5月の宵の時間帯には、春の星座がよく見えています。
おおぐま座からうしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカへと続く春の大曲線などを目印に、春の星座をたどってみましょう。


月初めと月末、明け方の空で月が土星に近づく


5月4日は、明け方に東南東の低い空で接近の様子を見ることができます。
土星も月も高い空に昇る前に夜明けを迎え、時間がたつにつれて空が白んで見えなくなります。
低空ですが、3時頃から探し始めると良いでしょう。低い空まで見える、東南東側がよくひらけた場所で観察するようにしましょう。
なお5日には、月がさらに低空に移動して火星と接近します。ただし、低空のため探すのは難しいかもしれません。

また、5月31日から6月1日にかけても、月と土星が接近します。
夜明け前の東南東から南東にかけての空に注目してください。
なお、深夜1時には月も土星も地平線の上に昇っていますが(東京の場合)、時刻が進んで3時頃になると高度がやや高くなるので、観察しやすいでしょう。



みずがめ座η(エータ)流星群 が極大


みずがめ座η(エータ)流星群(注1)は、5月上旬の頃に活動(注2)する流星群です。
母天体(注3)は、10月のオリオン座流星群と同じで、著名なハレー彗星(1P/Halley)です。
南半球などでは放射点が高くなり、流星が多く見られる流星群として知られています。
日本では放射点(注4)が低いうちに夜明けを迎えてしまうため、南半球ほど多くの流星を見ることはできませんが、毎年見られる主要な流星群の一つです。
今年は月明かりの影響がほとんどなく、条件よく観察できそうです。

(※国立天文台の記事を一部転載しております)


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